VI. いつも主とともに - 岡田由美子 - 2005年11月

 短い証しをさせていただきます。 

 ちょうど、2年ほど前のことだったと思います。 

 私の勤めている書店にときどき買い物に来られる方が、絵をくださいました。それは、タイプライターの文字で書かれているイエス様のお顔の絵で、その文字の一つ一つは大変小さく近づいてみてやっと見えるぐらいなのですが、全部聖書のみことばになっている、とのことでした。ありがたくいただいたものの、お店の中はとても狭く絵を飾るスペースがないと思い、丸めて部屋の隅っこに長い間置きっぱなしにしていました。 

 去年の春、お店の中を改装し、壁もきれいにペイントしてもらいました。棚も新しいのを作ってもらい、絵を飾るスペースが少しできました。同僚の人が素敵な額を捜してきてくださり、やっとその絵を飾りました。絵の中のイエス様を時々見上げては仕事をしていました。 

 今年7月のある日曜日の礼拝メッセージのなかでロン松田先生より『主の臨在』のお証しをうかがい、私はとても感動し、聞いたあとの1週間くらいずっとそのことを考えていました。そして私の中で『イエス様がいつもいっしょにいてくださる』ということが事実として素直に心に入ってきました。それは何度も何度も聞いてきたことであり、いろんな出来事を通して信じていましたが、日常生活の忙しさの中で自分もその恵みに浴している者であることをつい忘れてしまい、隣にいらっしゃるイエス様を見ないでありもしないことに心配を感じて恵みを無駄にしていることに改めて気が付かされました。また、心をイエス様に向ければすぐそこにいてくださることがわかり、大きな喜びを感じました。 

 8月のはじめ、連合の月例祈祷会での証言を依頼され、何を話したらよいのか正直わかりませんでした。それから数日後、職場にいてふとあの絵が目に入ってきました。それまで全く気がつかなかったのですが、絵の下に小さく文字が書かれていたのです。゛What are you doing for me?" 日本語に訳すると「あなたは私のために今なにをしているのか?」です。それを見て思いがけず涙があふれてきて止められませんでした。それまではずっとイエス様のその絵を視覚的に見てはいましたが、そのときは絵ではなく霊の目ですぐそばにいらっしゃるイエス様を見、語られたようでした。誰のために仕事をしているのか、教会で奉仕をしているのか、家で家事をしているのか…。ほかにもまったく自分のためにしているようなことであっても、心の目をイエス様に開いているとすべてのことをイエス様がいっしょに行なってくださり、共有してくださることを教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。人前に出て話すことがとても苦手であるにもかかわらず、そのような神様の備えによって平安が与えられました。また、自分中心に閉じこもりがちな心が他の人を愛したくて仕方ない気持ちに変えられてきました。 

 信仰においても、また肉体的なものにおいても、自分の弱さに直面させられる毎日ですが、どんな時にも共にいて下さるイエス様だけを見つめていきたいと願っています。 

 『しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。』(詩篇73:28)